個人再生の異議の留保とは?借金額を決める重要なポイント

個人再生を検討している人の中には、「異議の留保」という言葉を見かけて気になっている人もいることでしょう。

個人再生では、異議の留保が借金額を決定するうえでの重要なポイントとなります。

ここでは、個人再生における異議の留保が借金額の決定にどのような関わりを持っているのかを説明していきます。

個人再生で異議の留保が重要な理由

個人再生では、裁判所に申し立てを行うことで借金の元本を大幅に減額してもらい、35年の長期分割を認めてもらうことが可能です。

裁判所に個人再生の申し立てをする際は「債権者一覧表」という書類を提出して借金額を申告することになりますが、「異議の留保」というのはこの債権者一覧表に出てくる項目の一つです。

債権者一覧表には借金の借入先についての情報や借金額を記載しますが、その際に異議の留保の欄にチェックを入れておくことで、借入先が異なる借金額を申告してきたときに異議を唱えることができるようになるのです。

逆に言うと、異議の留保にチェックを入れ忘れてしまった場合、借金の借入先が申告した借金額を無条件で受け入れなければならなくなります

個人再生の流れと異議の留保のかかわり

債権者一覧表などの書類を提出して個人再生を申し立てた後、借入先が異なる借金額を申告したい場合は、「再生債権届出書」という書類が提出されます。

再生債権届出書が提出された場合、個人再生を行う側が異議を唱えることができる「一般異議申述期間」というものが設けられます。

一般異議申述期間のうちに異議を申し立てられるのは、債権者一覧表の異議の留保の項目にチェックを入れていた場合のみです。

もし、一般異議申述期間に提示された借金額について借入先が不満を持った場合は、裁判所が選んだ個人再生委員が借金額を調査・決定することになります。

まとめ

個人再生で異議の留保が重要なのは、債権者一覧表の異議の留保欄にチェックを入れ忘れると、借入先が提示した借金額を無条件で受け入れなければならなくなるためです。

個人再生をする人は債権者一覧表を提出して借金額を申告しますが、これに借入先が不満を持った場合、「再生債権届出書」という書類で借金額を提示し直すことができます。

再生債権届出書に異議がある場合は「一般異議申述期間」中に異議を唱えることができますが、それは債権者一覧表の異議の留保欄にチェックを入れて置いた場合のみです。

なお、一般異議申述期間中に申告された借金額に対して借入先がさらに反対した場合は、裁判所が選出する個人再生委員が最終的な判断を下すことになります。

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